ダイヤモンド概論

ダイヤモンド概論 ダイヤモンドの産状 カラーダイヤモンド 蛍光ダイヤモンド

化学式:C

和名:金剛石(こんごうせき) 英名:Diamond(ダイヤモンド)
結晶系 劈開 硬度 比重 光沢 条痕色
等軸晶系 4方向に完全 10 3.5 ダイヤモンド

正八面体

スピネル双晶

ダイヤモンド

スピネル双晶のダイヤモンド

Venezuela

Diamantina, Minas Gerais, Brazil

キュービック・ダイヤモンド

カルボナード

キュービック・ダイヤモンド

カルボナード

M'Buji-Mayi, Kasai, Congo

Lencois, Bahia, Brazil

 ダイヤモンドは最も硬い鉱物です。4月の誕生石に選定されています。名前はギリシャ語のadamas(征服されないの意)に由来します。天然のダイヤモンドの98%以上は黄色を帯びており、宝石に利用される透明なものは1〜2%程度しか存在しません。ダイヤモンドが形成されるには、通常、高い圧力が必要です。よって、ダイヤモンドは地下180km以深、つまり、マントル内で形成されたことになります。結晶は通常、左上の標本のような正8面体か、12面体、あるいは両者が混合した形になります。右上の標本は正8面体のダイヤモンドがスピネル双晶を形成したもので、マクルと呼ばれています。
 左下の標本は、外形がサイコロのような正6面体の形をしているので、キュービック・ダイヤモンドと呼ばれています。このダイヤモンドの内部には正8面体のダイヤモンドが存在しています。そして、その外部をコートする(包む)ようにダイヤモンドの結晶が成長して、正6面体の形になりました。そのため、コーティッド・ダイヤモンドとも呼ばれています。コート部分にはマントル物質を不純物として含まれており、地球深部の研究において、貴重なサンプルとなっています。
 右下の標本は、ダイヤモンドの微結晶が集合したもので、カルボナードと呼ばれています。ダイヤモンドの中でも最も硬いダイヤモンドです。カルボナードを構成する炭素は、生命活動に関わっていた炭素と組成が似ています。地殻の石が内部に含まれていることも報告されています。さらに、放射線照射を受けた痕跡が見つかります。これらの観測事実は、カルボナードが地殻内で形成されたことを暗示しています。

コラム「月給3ヶ月分」
 婚約指輪の予算は、月給3ヶ月分。いったい誰がこんなことを決めたのでしょう。実は、デビアス社の販売政策に由来しています。戦後、生活水準の向上し、一般の人でもダイヤモンドの購入が可能になると、デビアス社は、婚約指輪に月給1ヶ月分のダイヤモンドを贈ろうというキャンペーンを米国で実施しました。当時の給与水準が、日本では米国の3分の1であった(当時は1ドル360円時代でした)ため、日本では月給3ヶ月分になったわけです。欧州では2ヶ月分でした。現在、日米間にはそれほどの給与差は存在しません。しかし、未だ3ヶ月分が常識(?)。海外の宝石商が日本市場を重視するのは、このためかもしれません。また、最近ではダイヤモンド以外のリングが購入されることもあるようです{参照[PR]ブライダルリング選びの3つのパターン}。

コラム「ダイヤモンドの研磨」
 宝石は研磨されることにより、美しい光沢を持つようになり、宝物としての価値が生じます。ダイヤモンドはその典型です。ダイヤモンドの研磨技術が開発されたのは、17世紀のオランダでした。それまでは、ルビーやサファイアやエメラルドの方が高価でした。58面からなるブリリアント・カットされたダイヤモンドは、上からの光りを底面で全反射し、自らが光っているかのごとく光り輝きます。ダイヤモンドには分光性(光を色彩別に分解する性質)があり、虹色の輝きが発生します。もっとも堅い天然鉱物であるダイヤモンドの研磨には、ダイヤモンド粒子を利用した砥石や研磨剤が使用されています。つまり、ダイヤモンドが宝石になるには、他のダイヤモンドの助けが必要です。

パワーストーン
 ダイヤモンドは調和した完全性を表し、歓喜、明快、純粋、清純を象徴する。魔除けのパワーを持つ。

ダイヤモンド ●ダイヤモンド
ダイヤモンド (裸石) ● トリロジー・ダイヤモンド  ● ダイヤモンド等(原石)

推薦図書

ダイヤモンドの科学


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