藍鉄鉱

化学式:Fe3(PO4)2・8H2O

藍鉄鉱 藍鉄鉱(ボール状)
Near Canutillos mine, Potosi,
Savedra, Bolivia
大分県 東国東群 姫島村 姫島

藍鉄鉱になった貝化石(左下:内側、右下:外側)
藍鉄鉱になった貝(内側) 藍鉄鉱になった貝(外側)
Kerch, Ukraina

 藍鉄鉱(らんてっこう)は色が変わる石として有名です。地中では無色なのですが、地表に出ると直ぐに灰青色に変化します。左上の標本は暗緑青色の結晶ですが、採掘前は、透明な結晶だったかもしれません。この不思議な現象は、空気中の酸素によって鉄が急速に酸化されることによって起こると考えられています。右上の標本は、大分県の姫島の海中で採れたボール状の藍鉄鉱です。中心部には、魚の骨が核として存在しています。下段の標本は二枚貝の化石です。外側は殻が残っていますが、内側が藍鉄鉱に変わっています。水中の鉄とリンを原料として、バクテリアによって造られたと考えられています。

藍鉄鉱 (原石)


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