マンガン団塊

マンガンノジュール
Caribbean Sea

 マンガン団塊(まんがんだんかい)はマンガンや鉄などの酸化物と水酸化物の混合物です。マンガン・ノジュールとも呼ばれています。水深約4000mの海底に広く分布しており、存在量は莫大です。海底ではマンガン団塊は姿の半分程度を海中にのぞかせて存在しています。大きさは1mm以下からサッカーボール程度の大きさのものまで存在しますが、多くはジャガイモぐらいの大きさで、形状もジャガイモに似ています。切断すると、同心円状の模様が存在し、中心部にはサメの歯や別の岩石の欠片などが核となっています。中に含まれている化石の研究より、数10万年から100万年程度の時間を掛けてマンガン団塊は形成したと考えられています。
 マンガン団塊には約20%のマンガンと約10%の鉄が含まれています。他に、ニッケル、銅、コバルトも含まれており、重要な資源として注目されてきました。しかし、コストの問題で、まだ、利用はされていません。


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